龍さんはパワポケ荘の頃から懇意にして頂いている方です。
なんでしたか……記憶があいまいで、私の方の作品がどれだったか少々自信が無いのですが、
確か『桜の木の下』を掲載した直後に、龍さんも天本さんのＳＳを掲載されて、
奇遇（当時は天本さんは今ほどメジャーではありませんでした）ですね、と驚いていた記憶があります。
　
せっかくなのでその作品を紹介させて頂きたいのですが、
当時のサイトとは別にサイトを立ち上げた後、現在は活動の場をpixivに移されているとの事です。
その作品はpixivでは公開されておりませんので、今回は旧サイトからの引用となります。
ですので、龍さんの最新作品を読まれたい場合は、pixivより。
　
　
さて、本題。
『僕が一番欲しかったもの』は、パワポケ４で天本さんとデートした際に発生する、
引かれた猫のイベントをベースにしたと思われるのＳＳです。
　
私がこの作品で一番好きな描写は、天本さんが猫の死骸を拾い上げる所。
二次創作において、原作に類似するイベントを扱う時の見どころの一つが、原作との対比だと思うのですね。
ゲームでは単に負傷した猫を拾い上げる天本さんでしたけれども、
本作では、白いワンピース着用に、その衣装が血塗れになるという描写が行われています。
そういった設定を加える事で、天本玲泉という人間の考え方をより深く感じる事が出来ました。
原作をなぞるだけ、再現するだけというのも『作者の文章が出る』という意味では興味深いものですが、
面白さという点も加味すると、原作再現ＳＳでは、こういう描写が大事なのではないかな……そう思う次第です。
　
せっかくですので作品のテーマにも触れましょう。
タイトルの通り、本作では、天本さんとの交流の中で主人公が欲しかったものがテーマとなっています。
それが何なのかは読んで頂いてのお楽しみという事にしまして、
私が天本さん絡みで欲しいものといえば、そうですねえ、多々ありますが……まずは手料理！
好きな女の子の手料理って、男子高校生なら憧れるじゃないですかー。
あっ、天本さん？　え、これ私への弁当ですか！？
うわーい、やったー！　いっただきまーす！
　
　
　
　
　
　
　
　
　
うっ！