村上君のその後
 
 
 
「今日のけっしょうせんと、じぶんの女と、どっちが、だいじじゃ?」
 
かの有名な、村上君の決勝前イベントの一言です。
有名なのかな? 有名だよね? とりあえず有名という事で……
 
私、このイベントが大好きなのですよ!
こ〜こで一発みっずっき〜!でも語った通り、
『女性絡みのピンチで颯爽と助けてくれる仲間』というシチュが大好きなのです。
転じて、村上君の事も好きなのですが……残念な事に、彼の出番は1だけなのですよね。
パワポケはその後どんどん大きな話になりますから、父がフィクサーである彼ならば、
いくらでも出すタイミングはあったと思うのですが……うーん、残念。
 
そういうわけで今回は、そんな村上君が卒業後どうなったのかを、とりとめもなく考えてみたいと思います。
 
 
 
まず、村上君のエンディングは二パターンあるのですよね。
政治家を目指すパターンと、武者修行を目指すパターン。
 
どちらも彼らしいのですけれど、より村上君らしいのは後者でしょうか。
7裏のエンディングでも、俺より強い奴を探しに旅に出たわけですし。
では武者修行として……何の武者修行なんでしょうかね……。
グラブとボールを持っていったそうですが、イコール野球修行じゃありませんし、
空手、人間性、もしくはその他、どの可能性も考えられるんですよね。
 
 
 
うーん、検証じゃなくて妄想ですから気軽に考えて見ましょう。
まず、野球はないんじゃないかなと思うんですよね。
アストロ球団じゃないんですから、野球修行をしたいんなら、
大学なり社会人なりに行くのが基本だと思うんですよ。
道具を持っていったのは、あくまでも趣味としてじゃないでしょうか。
 
で……彼の事ですから、少なからず父の影響はあると思うんですよね。
政治家ルートがあるのも、おそらくは父に影響されてのものでしょうし。
義侠心がありますから、父の力になりたいと思う事もあるのでしょう。
 
とすると、人間性の修行という辺りじゃないのかな、と思います。
政治家、もしくはフィクサーとなる為に、一人間としての器を大きくする為の旅と。
なんとなく、彼は海が似合う男のような気がします。
着の身着のままで北陸を沿岸沿いに歩き、厳しい環境で生きる人々と交流する。かっこいいじゃないですか。
 
 
 
次に、村上君の父の銀一郎は、正史では智美にスキャンダルをでっち上げられて失脚するのですよね。
おそらく彼はこの時に、父を助ける為に帰省したんだと思います。
でも、銀一郎の名前もその後出てきませんから、村上家の再興はおそらく失敗したのでしょう。
銀一郎は自分の因縁を息子に背負わせるような人ではないと思いますから、
再興に失敗した時点で、父の勧めを受けて、彼は彼の道を歩く事にしたのではないでしょうか。
 
彼の道。
政治家でもフィクサーでもなく、今更空手や野球でもないと思います。
もしかすると彼自身にも、自分がどうして良いのか分からないのかもしれません。
そこで、思考の整理と小休止を兼ねて、長らく会っていなかったチームメイトと再会、というのはどうでしょう。
そのころには1の主人公もサイボーグから人間に復活して、プロ野球選手として生きている事でしょう。
でも、身体と脳をいったりきたりした1主人公が、五体満足とは思い難いんですよね。
早死にと言って良いのかは分かりませんが、シリーズ中に死亡するわけですし。
再会時に1主人公の数奇な運命と、彼の身体が万全でない事を知った義侠の人、村上君は、
自分の道が見つかるまでの間、彼の力になろうと考えてもおかしくはないと思います。
その特異な経験から、何かしらに利用しよう、知識を得ようと考える者がいてもおかしくなさそうですし。
 
 
 
 
そういうわけで、こんなんどうでしょう。
『父のあとを継ぐべく武者修行のたびに出るも、父が失脚して自分の道を探す事になる。
 そこで1主人公の苦難を知った彼は、彼の手助けをするうちに、その行為、義侠こそが自分の道だと悟る』
 
 
最後に、1主人公といえば、14主人公は1主人公の子供という説がありますよね。
その説通りなら、1主人公が死亡した後も、14主人公の力になろうとするのでしょう。
作中には出ないので、何らかの問題が生じて、赤子の14主人公と、彼を保護していた女性とは逸れたのでしょうが、
魔球事件の時に、14主人公の事をやっと知る事ができるのだと思います。
 
パワポケの続編、14主人公の高校野球編がもしもあれば、
三人のお父さん達は、引き続き表舞台では14主人公を支えてくれるでしょう。
しかし、その力が及ばない裏社会の災難に巻き込まれた時……
例えば、14主人公の恋人が悪の組織に捕まった時に、
「今日のけっしょうせんと、じぶんの女と、どっちが、だいじじゃ?」
と尋ね、一緒に恋人を助けてくれる村上君の姿があった……のかもしれません。