オンセンクンポケット
 
 
 
もう一つ別の人生を送れたら……誰でも一度は考えることですね。
私の場合は、温泉旅館で働いてみたい。
 
温泉旅館は良いですよお!
心身共にリラックスできるのはもちろんの事、景も見応えがあります。
町並みも懐かしい昭和の雰囲気が残っていますし、飲食物もうまいものが多い。
勤めるのも良いのですが、やっぱり憧れるのは若旦那のポジション。
そんな話を瀬見さんにしたら「それなんてギャルゲ」とリアルに返されました。
 
そんなギャルゲはやっていませんけれども、あったら良いなあ。
そういうわけで、パワポケ裏サクセス風に温泉設定を妄想妄想。
アバンチュールを溢れさせろ!

主人公の生い立ちとしては……やっぱり若旦那が良い。
どうせなら偉い人になりたいですし、他の人との接点も多いですもんね。
加えて私の将来の夢が『川で溺れている金持ちの爺さんを助けて財産を譲り受ける』ですので、
それに沿って『川で溺れている爺さんを助けたら温泉旅館のオーナーで、旅館を譲り受けた』って事にでもしましょうか。
一応裏サクセス妄想ですから、旅館債権なんてシナリオがあると良いかもしれませんね。
 
 
 
とすると、ライバル旅館は必要ですよね。
ヒロインの一人がそのライバル旅館の娘だと、話はなお盛り上がる。それなんてホテルギャラクシー。
ちょっと位は敵対視してくれる子という事で、青空ちゃんとかどうでしょう。もともとは表でも対戦相手でしたしね。
主人公側が盛り返すと暴走するのがライバルの王道パターンの一つですので、
暴走するオーナーと、それに心を痛める青空ちゃん、そしてそこを慰める主人公。よし、このパターンでいきましょう。
 
 
 
旅館関係者のヒロインは味方側にも一人は欲しい。
主人公が素人な分、そこを支えてくれるしっかりした子、
なおかつそれなりのポジションにいる=経験が長い=多少年配という事で、奈津姫さんでいきましょう。
番頭さんとして主人公の行動を支えるものの、内心は旅館の将来を諦めていた。
そこで主人公の熱意に惹かれて……いいじゃないですか、いいじゃないですか!
紫杏も良かったのですが、紫杏は能力が高すぎて、お話的に「このままじゃ駄目かも」感が出にくそうです。
 
 
 
他の旅館関係者だと……
旅館内テナントの和食屋若女将に幸恵さんとか、おみやげ屋の店員にみなこさんってのもありですよね。
この辺りそのまんまだな……
 
 
 
あっ、庭師も良いですよ、庭師!
温泉の庭をなめちゃいけません。露天風呂は単に自然に囲まれていれば良いってもんでもないんです。
屋根の位置を調整して光の入るスペースを考えたり、音の響きも考えたり、配置にメリハリをつけたり。
なかなかにセンスが要求される職業だと思うんです。
職人といえばエンゼルのイメージが強い武美どうでしょうか。よし武美。
彼女の語る温泉の庭の良さに惹かれていくが、当人は利便性の求められる近年の温泉には自分は不要だと思っている……これだ。
 
 
 
あとは、お客様にもヒロインが欲しい所。
独断と偏見という理由をもってして、ミーナさんいきましょう、ミーナさん。
地質の研究か何かで来た学者さんという事で、長期間宿泊中。
仕事終わりに温泉に入ったら、ミーナさんが男女の暖簾を間違えて入ってきたとか最高じゃないですか!? 最高でーす!
 
 
 
非人間も一人は欲しい。
町中で何度も出会う不思議な少女。その正体は温泉の神様で、恋に落ちた所で天界に帰らなくては! っての。
……最近そんなギャルゲで遊んだな。
これはもう葉月でいいんじゃないんでしょうか。泉と温泉と、同じ文字入ってるし。

と、とりあえずぱっと思いついたものを書き殴りました。ものの見事に男がいねえ。
残念ながらこんなギャルゲはありませんけれども、妄想するだけで楽しいってものなのです。
もちろん温泉自体も、それはそれはとても良いものです!
そんなわけでGWはお近くの温泉に行ってみてはどうでしょう?
宿泊は予約でいっぱいでしょうけれど、温泉だけの利用なら大抵出来ますし、雰囲気は十分に満喫できますよう。