パワポケ二次創作界について
 
 
 
今回は普段のコラムとは毛色を変えて、パワポケというよりも、パワポケ二次創作界の話。要するに、懐古話です。
このサイトに来られる方が何を求められているのか、私自身良く分かっていないのですが、
少なくともこういったものを求められているのではないという事は分かっています。
知らない事を語られても面白くないかもしれません。
ですので、興味のない方はブラウザバックされる事を強く推奨します。

 
 
 
 
 
さてさて。
二次創作界のお話といっても、私が見知った極一部のお話しかできません。
2004年からだったか、2005年前半だったか……
私がパワポケの二次創作サイトを回るようになったのは、その頃でした。
当時はパワポケの二次創作サイトは然程充実しておらず、
2013年現在のパワポケ新作が出ていない現在よりも、盛り上がっていなかったかと思います。
 
そんな数少ないサイトの一つに、アンポケッタブルというサイトがありました。
誰でも投稿できたお絵かき掲示板と、確かお絵かきチャットも常設していたかな……。
後は絵のログも残していたと思いますが、何にしても非常に簡素なサイトでした。
しかし、ここに入り浸る方は非常に多かった。
というのも、管理人のゴルさん、正式名称はゴルバチョフさんだったと思います。
通称は村長ですが、この村長が、ほぼ毎週と言って良い程お絵かきチャットを開かれていました。
村長は物腰柔らかく、常々場を盛り上げて下さる方で、
そんな方が数少ない遊び場を提供して下さるのですから、これがもう楽しかった。
 
村長の他、wayaさん、なしむらさん、蘭月さん、KATOさん、赤木さん、
ギーマンさんにペイペイポーさん、6さん、こうのさんに小田桐さん、
他にも多くの方がここで入り浸っていました。
当時は学生の方も多かった為、絵茶も相当な頻度で徹夜でやっていた記憶があります。
朝起きて絵茶を覗いたらまだやっていた、という事がもうしばしばでしたよ。
 
 
 
アンポケッタブルはやがて閉鎖される事となりましたが、
入れ替わるように、そこに入り浸っていた方々が次々サイトを立ち上げました。
中でも特に活気があったのは、wayaさんのデンパリキュールだったと記憶しています。
wayaさんはもうとにかくお祭り大好きな方で、頻繁に合同の作品公開イベントを開かれており、
私もポケリンピックというイベントに参加させて頂きました。
絵茶もそれなりの頻度で行われていましたが、
デンパリキュールでは作品の公開、参加者投下の方面で特に活気が出ていました。
オフ会も相当な頻度で行われており、私も一度参加した事があります。
富士サファリパークで行われたオフ会で、スケッチブックに皆でイラストを描き、
オフ会の度にそのスケッチブックを他の人に回し、日本中のパワポケファンの間でたらい回しにしよう、
というような事をやっていた記憶があります。
あのスケッチブックは、今はどこにあるのでしょうかね……。
 
 
 
イラスト以外ですと、文章系サイトで活気があったのは、放浪者さんのほりぱわ、
動画で人気があったのは、これはもう間違いなくどべさんのしわ寄せ家族でした。
これらのサイト様は現役ですので、活動内容は私が紹介するまでもないでしょう。
 
また、手前味噌ながら、本サイトの前身パワポケ荘は、2005年8月にオープンしました。
サイトの方針は現在とほぼ同一なので今さら語るものでもありません。
当時も多くの方が遊びに来て下さっていましたが、一次創作に専念したい意向があリ、2007年にパワポケ荘は更新停止としました。
そして2012年11月に、本サイト、ぽけっとふぉーえばーとして復帰に至るわけです。
 
 
 
 
 
――そして現在。
中断期間のパワポケ二次創作界がどのようなものだったのかは知りませんが、
閉鎖・更新停止となっているサイト様を多く見かける辺り、下火なのだろうな、とは思います。新作も出ませんし。
しかしながら、新作が出ずとも火種が消えるものではない、とも思います。
既に完結している作品の二次創作界の中には、今に至っても活気があるものもありますもの。
 
そして、私が見てきたサイト様をこうして振り返ると、
創作物云々よりも、他の方々との交流が活気であったサイト様が特に活気があったように思えるのです。
村長が絵茶でもてなしてくれたアンポケ、お祭り大好きなwayaさんのデンパリ。
ほりぱわさんには作品投稿システムがあり、多くの方が作品を持ち寄っていましたし、
しわ寄せのどべさんは、ポケリンピックの合同幹事でもありました。
 
二次創作界が盛り上がるには、結局の所、交流が最も大事なのでしょう。
様々な所で交流企画が立ち上がると良いな、と思う次第です。
他力本願万歳。
 
 
 

 

 
2012年末に行ったアンポケの方々との絵茶ログ。