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シナリオのウリあれこれ
既にネタのストック等尽きているあれこれシリーズ四回目。
今回は久々の長編も踏まえてやっとネタを絞り出す事ができた、
『お話のウリ』がお題なのですが……完結直後に考えていたネタを幾つか忘れてしまいました。
本題とは別件ですけれど、ネタは思いついたらメモしましょう……という事で。
さて『シナリオのウリ』について。
いざお話を書くとなると、決めなければいけない事が沢山ありますよね。
尺はどれくらいにするのか、主人公の名前は、一人称か三人称か、
起承転結をどう構成するのか、そもそも自分は何を書きたいのかetc……
しかし、これらは全て二の次三の次です。
そのお話が魅力を持ち、読者に楽しんでもらうためには……
要するに評価されるには『シナリオのウリ』がしっかりしている事。
もうこの一点に尽きます。これさえ確立できていれば、こまけぇこたぁいいんです。
もちろん二次創作は商業ではありません。
「自分の欲求を形にしたい」という想いから手がけている人が多い事でしょうし、私もそうです。
なので、大切な事はまた別にありますけれども……
今回は「それでは足りない。その上で評価されたい」という方の為のお話。
さてさて、それでは『シナリオのウリ』とはなんぞや。
ここでは、お話の山場の事を指します。
恋愛物なら告白のシーン、野球物ではライバルとの勝負のシーン。
つまりは、読者の胸を打つタイミングですね。
そういう意味では起承転結にも掛かってくるものですけれど、
この内容がずば抜けて良ければ、多少の構成に問題が出ても、吹っ飛ばせてしまうものです。
なるほど、読者の胸を打つシーンに力を注げば良い。
では、いよいよ本題の……どのように力を注げば良いのか?
えー……分かりません。
むしろ私、この点についてはダメダメな方です。
分かっていれば、私ももっと面白いお話を書く事ができていますよ。
ただ、おぼろげに「こんな所じゃないのかね?」というものはありますので、それを紹介しましょう。
●人気のあるキャラクターを使う
ずるくない、ずるくない。
求められているものを書く。至極当然の事です。
人気があるキャラクターであれば、読者もより感情移入してくれるものですから。
セツさんが4主に恋する話と、天本さんが4主に恋する話、どちらが評価されやすいのか、考えてみて下さいな。
……いえ、この例えはもっと別の何かを含んでいますね……。
●+αの展開を用意する
「天本さん、好きだー!」
「私もです」
ベースはこれでも良いのでしょう。
むしろ、ネタに自信がないのなら王道で行くべきです。
しかし、読者が皆、こうなる事は分かっています。これだけでは物足りないのです。
そこで+αの要素を用意してあげよう、という事ですね。
天本さんのお話に人気がある理由の一つに、呪いの真相があります。
それが主人公への罪悪感となり、恋愛模様にも葛藤という深みをだしてくれるのです。
そういった、読者を「おおう」と唸らせるポイントが必要なのです。
かといって、別に大仕掛けを施す必要はありません。
ヒロインの意外な仕草だとか、そういう所から始めていきましょう。
舞台を捻ればよいというわけではありませんから、注意ですよ?
「水着姿のヒロインだー」ではなく「水着姿のヒロインのポロリだー」が大事なのです。
とまあ、普段に増して偉そうな事を書き連ねましたが……
これがホント、私も全然出来ていないのですよ。
最後にもう一点、面白い話を読んだら、その話のオチを意識してみると、
自分の感覚も変わってくるものなのかもしれませんね。 |
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